大きさ:高さ15×幅6×厚み3cm 素材:クス 着色:濃い褐色
仏法を守護する善神です。梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしやくてん)・四天王・十二神将・十六善神・二十八部衆などの総称。護法善神とも呼びます。円空は神像として多くの護法神を彼独特の造形で彫っています。円空原作は護法神58cm:荒子観音寺蔵(名古屋市)です。護法に燃える円空の心がひと息で造顕させてかと思われる荒々しい彫りの作品ですが、小さいながらもお顔を強調した堂々とした作品に仕上げました。
注1)円空仏は通常背面は彫りません。
注2)写真は明るさとコントラストで修正しています。実物と写真では多少の違いがあると思いますがご容赦下さい。
注3)着色について、当店では作品をより自然で古びた「古色蒼然」とした質感に仕上げるために、独特な技法を用いています。
<僧円空について>
今から約350年前、江戸時代に活躍した僧円空は日本全国を旅して廻りました。彼は行く先々でスギやヒノキを使い仏像を遺しました。彼の作品は力強く素朴で心休まる独特の雰囲気があります。後世これらの作品は「円空仏」と呼ばれています。