大きさ:高さ15×幅9×奥行4cm 材料:クス 着色:濃い褐色
テーマ作品「反省」と名付けました。人には誰でも心の中に閻魔さまが「本心」として存在しています。生きている間も死後もその人を絶対に悪さをさせないように導いてくれているのです。生きている内には「良心」として裁きをします。
インド神話で生まれた閻魔さまは仏教に取り入れられてからも、閻魔大王(冥界の支配者)として人の生前の行為を判断する審判官となります。下界、奈落の主となって死者の生前の行為に従い、賞罰を司る神とされています。延寿、災難除去、病気平癒のご利益があります。
注1)円空仏は通常背面は彫りません。
注2)写真は明るさとコントラストで修正しています。実物と写真では多少の違いがあると思いますがご容赦下さい。
注3)着色について、当店では作品をより自然で古びた「古色蒼然」とした質感に仕上げるために、独特な技法を用いています。
<僧円空について>
今から約350年前、江戸時代に活躍した僧円空は日本全国を旅して廻りました。彼は行く先々でスギやヒノキを使い仏像を遺しました。彼の作品は力強く素朴で心休まる独特の雰囲気があります。後世これらの作品は「円空仏」と呼ばれています。