大きさ:高さ16×幅5×厚み7cm 材料:クス 着色:濃い褐色
テーマ作品「祈り」と名付けました。円空が示す「祈りのかたち」です。手を合わせ、やや上を向き瞑想するお姿には「憂い」「優しさ」を感じさせてくれます。細部を省略して祈る姿をシンプルに表現した円空らしい作品です。円空さんが自分の祈る姿を水鏡で映して彫ったと言われています。「自刻像」と呼ばれるのはその為です。
注1)円空仏は通常背面は彫りません。
注2)写真は明るさとコントラストで修正しています。実物と写真では多少の違いがあると思いますがご容赦下さい。
注3)着色について、当店では作品をより自然で古びた「古色蒼然」とした質感に仕上げるために、独特な技法を用いています。
<僧円空について>
今から約350年前、江戸時代に活躍した僧円空は日本全国を旅して廻りました。彼は行く先々でスギやヒノキを使い仏像を遺しました。彼の作品は力強く素朴で心休まる独特の雰囲気があります。後世これらの作品は「円空仏」と呼ばれています。