大きさ:高さ15×幅6×厚み4cm 材料:クス 着色:濃い褐色
テーマ作品「護る」と名付けました。作品の大きなお顔は厳しい目つきをしていますが、口元は微笑んでいます。社会のルールを守り、弱い人に手を差し伸べる思いやりのある自分でありたいと願うばかりです。
護法神は仏法を守護する善神です。梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしやくてん)・四天王・十二神将・十六善神・二十八部衆などの総称です。護法善神とも呼びます。円空は多くの護法神を彼独特の造形で彫っています。
注1)円空仏は通常背面は彫りません。
注2)写真は明るさとコントラストで修正しています。実物と写真では多少の違いがあると思いますがご容赦下さい。
注3)着色について、当店では作品をより自然で古びた「古色蒼然」とした質感に仕上げるために、独特な技法を用いています。
<僧円空について>
今から約350年前、江戸時代に活躍した僧円空は日本全国を旅して廻りました。彼は行く先々でスギやヒノキを使い仏像を遺しました。彼の作品は力強く素朴で心休まる独特の雰囲気があります。後世これらの作品は「円空仏」と呼ばれています。