薬師如来は単体でも祀られますが、多くは日光月光菩薩との三尊で祀られることが多いようです。又、日光月光菩薩はそれだけで祀られることはありません。
◆薬師如来坐像(15cm yn5222)
大きさ:高さ15×幅9×厚み5cm 材料:クス 着色:濃い褐色
病気を治して衣食住を満たすという「十二の大願」を立て、生きている間に願いを叶えてくれます。薬壺(やっこ)を持ったワイドな存在感のある仏様に仕上げました。
◆日光月光菩薩(14/13cm ngb5222)
大きさ:高さ14/13×幅4×厚み3cm 材料:クス 着色:濃い褐色
日光菩薩は太陽の如く光を照らして苦しみの闇を消すといわれています。一方の月光菩薩は月の光のようなやさしい慈しみの心で煩悩を消すといわれています。基本は薬師如来の脇侍で、三尊で祀られるのが通常です。
注1)円空仏は通常背面は彫りません。
注2)写真は明るさとコントラストで修正しています。実物と写真では多少の違いがあると思いますがご容赦下さい。
注3)着色について、当店では作品をより自然で古びた「古色蒼然」とした質感に仕上げるために、独特な技法を用いています。
<僧円空について>
今から約350年前、江戸時代に活躍した僧円空は日本全国を旅して廻りました。彼は行く先々でスギやヒノキを使い仏像を遺しました。彼の作品は力強く素朴で心休まる独特の雰囲気があります。後世これらの作品は「円空仏」と呼ばれています。